事例2:株式会社バードワークス
2014年にエンジニアによるエンジニアのために設立したIT企業です。会社名の「バード」は鳥取に由来しており、全国的に仕事をしても、拠点は鳥取に尋いて働く会社ということを意味しています。「ワークス」は製作所を意味し、職人(プロフェッショナル)の集団である自負を表しています。仕事内容は、自治体向けシステムを中心とした受託システム開発や、先端技術を利用した自社サービスの開発を行っています。
実力が認められて無償型から有償型にステップアップ!
双方納得のインターンシップ。
IT業界の長期有償型インターンシップでは、ある程度の技術力(開発経験など)が要件となっていることが多くバードワークスでも事前面談を実施し選考を行っています。今回参加の横野君はチーム開発を体験したい希望があり、始めに5日間の通常プログラム(無償型インターンシップ)に参加し、この実習で十分参加要件を満たしていることが認められ、引き続き長期有償型のプログラムへ移行することになりました。
福井大学工学部3年 横野智紀さん
< エントリー動機 >
大学3 年生になり就職も近く、IT企業に就職したら実際どのようなことをするのか知リたいと思いました。また、実際の業務では役割分担が発生し、お互いに協力する必要があります。これは個人開発では体験できないことであり、そうしたお互いにコミュニケーシヨンをとる必要のあるチーム開発は貴重な経験になると考え応募しました。
■ 無償型インターンシップ プログラム
今回の課題はWebサイトの検証。昨今のWebサイトは多様な閲覧媒体に対応すべくレスポンシブなデザインで制作されています。対象のレスポンシブサイトを、媒体、OS、ブラウザと多角的に検証することを目的としたプロジェクトを発足。参加学生でチームを作り、プロジェクトを管理するマネージャー、検証用にスクリプトを作成するエンジニアと役割を分担し、チームで成果を上げるプログラムを実施しました。
日程 | 1日目 | 2〜4日目 | 5日目 |
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実習 内容 |
ガイダンス・課題実習 | 課題実習 | 課題実習・成果発表 |
↓Step up!
■ 無償型(短期型)から長期有償型への移行
IT業界で働くという目的意識が明確で、プログラミングスキルの研鑽や資格取得などその準備ができており、長期型での受け入れ要件は十分に満たしていました。その上で、短期型でマネジメント側の役割を担当してもらうなかで、その観点で学ぶべきポイントや気付きをしっかり押さえており、IT人材としての資質の高さが見受けられました。より実務的な長期インターンの中で多くのことを吸収して、技術者としてのステップアップを期待しています。
↓長期有償型へ
■ 長期有償型インターンシップ プログラム
AWS※でのクラウド開発に従事していただきます。AWSに触れること自体が初めてのようなので、AWSとは〜というところからはじめて、環境構築を経て、実際にものづくりをしてもらうところまでをプログラムとしています。クラウドや開発環境などエンジニアとしての知見をさらに広げてもらうことと、鳥取にも技術者として成長、活躍できる場所があることを知ってもらうことを期待しています。
※AWS;Amazon Web Services(アマゾンが提供するクラウドプラットフォーム)
日程 | 1週目 | 2週目 | 3週目 | 4週目 |
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実習 内容 |
環境構築 AWS開発における環境構築 |
チュートリアル AWS開発のチュートリアル |
システム開発 AWS環境での開発 |
システム開発 AWS環境での開発・成果発表 |
実習の様子
リモートでの実習風景
< 学生コメント >
長期有償型、無償型(短期型)のインターンシップ2つを通して、大学の授業では学べない実践的な開発を学びたいと思い、参加しました。短期インターンではウォーターフォールモデルでの開発に取組み、応用情報技術者試験で勉強した知識の実践となリました。ブロジェクトマネージャの役割で実践し、机上では分からなかった困難を体験したことで、今後使える一つのスキルとなりました。また、長期有償インターンではクラウドサービスに関して具体的な知識が無いところからスタートして、ある程度のシステムを組めるようになったのは、ものづくりの現場にいる方に直接ご指導を頂けたからだと考えています。実践的開発を学ぶという目標を達成できたと思います。
企業コメント
クラウド開発の業務に携わってもらいました。参加学生にとっては未知の領域であったようですが、基礎的なITスキルが高く、順応して進めてくれました。もともと『勉強している』のが顕著な学生でしたので、当プログラムでも興味・関心を強く持ち、主体的に学んでいる姿が印象的でした。学生にとって知識・体験欲求を満たす機会になったように見受けられます。弊社ではエントリーレベルの学生も許容する短期型と、ある程度のスキル要件を設けている長期有償型の2種類の受入を行っていますが、長期有償型の要件を満たして参加する学生はやはリ非常に優秀でした。長期有償型は、そうした学生との接点になる場としても機能しており、学生・企業ともにメリットのある取組みにできると思います。